公益財団法人 藤原ナチュラルヒストリー振興財団 | Fujiwara Natural History Foundation

2022.03.02 助成案内

第29回学術研究助成 研究成果報告書・決算書 (2020年度)

2022.02.04 フォトコンテスト

第13回ナチュラルヒストリーフォトコンテスト・全作品公開

2022.02.02 フォトコンテスト

第13回ナチュラルヒストリーフォトコンテスト結果発表および受賞作品・コメント

2022.01.24 助成案内

第30回学術研究助成 実行予算書 (2021年度)

2021.12.27 フォトコンテスト

第8回中学生・高校生フォトコンテスト(2021)・全作品公開

2021.12.21 シンポジウム

第13回シンポジウム「川の自然史」(オンライン)感想

2021.12.03 フォトコンテスト

第8回中学生・高校生フォトコンテスト結果発表および受賞作品・コメント

2021.11.30 高校生ポスター研究発表

第11回高校生ポスター研究発表報告

2021.11.22 シンポジウム

仙台シンポジウム「海と地球の自然史」  レポート

2021.11.19 決算報告

2020年度決算報告書

2021.11.19 情報公開

2020年度事業報告書

2021.11.17 情報公開

令和3(2021)年度役員名簿

第6回中学生・高校生フォトコンテスト結果発表および受賞作品・コメント 2019.11.29

第6回中学生・高校生フォトコンテストの審査結果を発表します。以下は審査委員長からの講評、受賞作品および受賞者のコメントになります。

後日、応募いただいた全作品を掲載する予定です。

審査経過

公益財団法人藤原ナチュラルヒストリー振興財団では、2019年度も引き続き中高生を対象にテーマを決めたフォトコンテストを行った。今年度のテーマも「身近な自然史」とし、応募期間は2019年7月1日~9月30日、応募方法はメール添付および郵送とした。

募集方法としては、財団HPへの掲載、東京都生物教育研究会(都生研)、日本生物教育会(日生教)、その他過去の参加校等へ募集要項を郵送で配布、インターネットのコンテスト情報掲載サイト(登竜門)へ登録、また海外の日本人学校へメール・ファックス等で募集要項を送った。

応募作品は、191作品で、メール189作品、郵送2作品の応募であった。なお、海外の日本人学校からは6校29作品の応募であった(昨年は5校14作品)。

一次審査として、財団役員等が191作品から10作品を選び、その中からさらに最も良い作品を1つ選んだ。選ばれた作品をそれぞれ1点とし、最も良い作品はさらに1点を加算する事とした。集計の結果、4得点以上を得た作品と3得点の中から最も良いとされた作品を一次審査通過作品とし、16作品が選ばれた。

二次審査は、財団役員等が一次審査通過作品の中から、最優秀作品1作品、優秀作品2作品を選び、最優秀作品は1票で2点、優秀作品は1票で1点として集計した。その結果、10点を得た「a-87.小さな鳥の食事風景」が最優秀作品に、9点を得た「a-127. 山の主」および8点を得た「a-174.茜色のメッセージ」が優秀賞作品に選ばれた。また、このほかの2次審査に進んだ13作品を佳作とした。

一次審査通過作品

a-24.生きた秘密の宝石 / a-75.下校途中 / a-81.ジブリの世界 / a-84.大海の隅で。 / a-86.けもの道 / a-87.小さな鳥の食事風景 / a-93.スタートライン / a-94.今日の終わり / a-104.くちばしを見てごらん / a-112. 自慢の翼 / a-113.小さな宝石達 / a-127.山の主 / a-131. 生命力 / a-136.碧い川 / a-158.親離れ / a-174. 茜色のメッセージ

講評

第6回となる中学生・高校生フォトコンテストは、191点の応募があった。昨年と同数だったが、素晴らしい作品が増える中での審査は難しかった。写真の完成度が高いことの他に、身近な自然史への理解が深まっていると実感する作品が増えたためであった。さらに写真の説明には、自然に対する考え方、感情、感覚など自然への真摯な気持ちを100字程度いっぱいに書き込まれていたことも印象的であった。1次審査にてテーマに沿った16作品が選ばれ、最終審査に進んだ。その結果、高い評価を得た「87.小さな鳥の食事風景」が最優秀作品に選考された。この作品は、日本で最小の鳥の1種で動さが速いキクイタダキの口に、餌の昆虫が入る瞬間を撮影した作品である。生態を熟知した者だけに与えられたチャンスで、肉眼ではわからない自然がひとつ切り出された。優秀賞は「127.山の主」、および「174. 茜色のメッセ―ジ」が選ばれた。前者はアズマヒキガエルと周囲の自然の調和を、後者は夕焼けを背景に立つ鹿のシルエットで自然の雄大さを届けてくれる作品であった。また来年度も良い作品の応募を期待する。

審査委員 窪川 かおる
(弘前大学農学生命科学部客員研究員・帝京大学戦略的イノベーション研究センター客員教授/財団理事)

【最優秀賞】

「小さな鳥の食事風景」 (a-87 | 本多 雄高 | 石狩市立樽川中学校 2年)

a87.小さな鳥の食事風景.jpg

この度は作品を選んでいただきありがとうございました。撮影したキクイタダキは体長10センチほどの日本最小の鳥で、とても動きが早く探すのが大変でした。自宅近くの公園で撮影しましたが、普段公園を散歩している方でもほとんど目にする機会はないと思います。鳥の姿だけでなく虫を食べているところを撮ることができて、とても感動しました。

(写真をクリックすると大きいサイズで見ることができます。優秀賞、佳作も同様です。)

【優秀賞】

「山の主」 (a-127 | 鈴木 琉也 | 高槻市立第一中学校 3年)

a127.山の主.JPG

優秀賞に選んでいただき、ありがとうございます。この写真は秋に長野県の山中で撮影したアズマヒキガエルです。苔むした林床をのし歩くその姿は山の主そのものでした。日本には3種類のヒキガエルが生息していますが近年、本来西日本に生息するニホンヒキガエルが東京都などに持ち込まれ、元々東日本に生息していたアズマヒキガエルとの交雑個体が増加し、アズマヒキガエルの減少に繋がっています。生物の多様性豊かなこの美しい地球を未来に残していく為に何が出来るのかということが今の私たちにとっての課題だと思います。

「茜色のメッセージ」(a-174 | 柳 瑠奈 | 奈良県立平城高等学校 3年)

a174.茜色のメッセージ.JPG

この度は優秀賞をいただくことができ、大変嬉しく思っています。この写真は一眼レフを買って間もない頃、カメラの使い方や構図もなにもわからないまま、無我夢中に撮った写真です。感動した景色をただただ伝えたい一心で撮りました。この写真を見てくださった皆さんにも、 何かが伝われば嬉しい限りです。

【佳作】

「生きた秘密の宝石」 (a-24 | RM | 中学3年)

a24.生きた秘密の宝石.jpeg

この度は、私の作品を佳作に選んでいただき、ありがとうございました。とても嬉しいです。自然の美しさを写真で表現する面白さが分かり、そのようなことに対する関心が深まりました。来年も応募させていただこうと思いました。

「下校途中」 (a-75 | 鳥海 梨菜 | 東京都立両国高等学校附属中学校 3年 )

a75.下校途中.jpg

佳作という賞を頂き、とても嬉しく思っています。旅行先ではカメラを持ち歩き新しく出会う景色をカメラに収めることを楽しみとしていました。この小さなヤドカリの目線から今まで感じなかった自然の大きさに出会えたと感じています。この度はありがとうございました。

「ジブリの世界」 (a-81 | 藤原 颯人 | 東京都立両国高等学校附属中学校 2年)

a81.ジブリの世界.jpeg

この度は、私の作品を佳作という素晴らしい賞に選んでいただきありがとうこざいました。この作品は題名の通り、ジブリのように見えた世界を撮った作品です。私は月や星空を撮影することがとても好きなので、これからも美しい写真を撮っていきたいです。改めまして本当にありがとうこざいました。

「大海の隅で。」 (a-84 | 吉本 詩文 | 京都市立京都工学院高等学校 3年)

a84.大海の隅で。.jpg

この度は、佳作という素晴らしい賞をいただき大変光栄に思います。写真は妹と海に行った時に撮影したものです。日の加減で鉛色に見える美しい海はとても静かで、足をつけると心地いい冷たさでした。同時に、限りなく続く広い海に触れているような気がして心が昂りました。自然を強く感じられた瞬間でした。

「けもの道」 (a-86 | 松本 敬 | 中央大学附属中学校 2年)

a86.けもの道.jpg

生物部の活動で東京・青梅丘陵に棲むキツネを撮影しました。何度も足を運ぶうちに気づいたのは、動物園のキツネとは顔つきがまるで違うことでした。夜の里山で人目を忍びたくましく生きる姿をとらえられたと思います。昨年に続いての受賞を誇りに、私達と共生する「いのち」に今後も目を向けていきたいと考えています。

「スタートライン」 (a-93 | 中島 真秀 | 東京都立小平南高等学校 3年)

a93.スタートライン.jpg

この作品は東京の水源林となっている山で、ツキヨタケを撮影したものです。私たちが普段使っている水を生み出すためには、大自然の循環が欠かせません。この漆黒の森に潜む発光キノコも身近な生活をつくるための大切な存在であり、スタートラインです。これまでの自然撮影と素晴らしい賞を頂いた経験を、今後の撮影にも繋げていきたいです。ありがとうございました。

「今日の終わり」 (a-94 | 石塚 陽翔 | 青森市立新城中学校 3年)

a94.今日の終わり.JPG

この作品は、自宅近くにある新城川にかかっている橋の上から撮ったものです。夕日が沈む頃まで待っていたら、いつもと違い、とても神秘的な景色でした。静けさの中に今日の終わりを感じました。去年と同じように入賞することができて、びっくりしましたが、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

「くちばしを見てごらん」 (a-104 | 廣中 智亮 | 山口県立山口農業高等学校 2年)

a104.くちばしを見てごらん.jpg

今回は佳作という賞を頂き、ありがとうございます。春休みの部活でロケに行った際に撮影した写真で受賞することができ、大変うれしく思います。この作品は、ファインダーをのぞいた時に、無我夢中でくちばしを粉まみれにしている鳥の姿が見えたので、迷うことなくシャッターを切ったものです。愛くるしい姿をぜひご堪能ください。

「自慢の翼」 (a-112 | 木村 臣之介 | 岩瀬日本大学高等学校 1年)

a112自慢の翼.jpg

この度は、佳作に選んでいただきありがとうございます。夕方に田んぼで二時間ほど待機して写しました。シラサギに逆光がさしていて翼が輝いて写せたことがよかったです。写真撮影を始めてまだ初心者ですが、この賞をいただいたことでもっと学びたいと思いました。


「小さな宝石達」 (a-113 | 牛坂 友哉 | 東京都立立川高等学校 1年)

a113.小さな宝石達.jpg

今回、入賞できたことを非常に嬉しく思っています。これは今年8月ボルネオ島に行ったときの写真です。ボルネオ島では、これらの生物の他に様々な動植物を沢山見ることが出来たのですが、それは彼らが生息域からプランテーションや木々の違法伐採によって追い立てられたためで、日本人もその間接的な加害者であることを知りました。この写真を通じてボルネオの現状について関心をもっていただけたらうれしいです。かけがえのないボルネオの生態系が末長く続いてくれることを願います。


「生命力」 (a-131 | 鈴木 駿太 | 高校2年)

a131.生命力.jpg

この度は、佳作に選んでいただきありがとうございます。近所に住む野良猫の子どもが、花壇の中で母猫の帰りを待っている姿を撮影しました。身を寄せて周囲を警戒するような姿に、野生を生き抜く生命力を感じました。


「碧い川」 (a-136 | 佐藤 花奈 | 杉並学院高等学校 1年)

a136.碧い川.jpg

この度は、この作品を選んで頂きありがとうございます。夏休みに北海道へ行った際に、普段味わうことのできない大自然を体験することができました。この写真は川の青色と木々の緑がとても美しかったので撮影しました。


「親離れ」 (a-158 | 滝村 和義 | 東京都立富士高等学校附属中学校 1年)

a158.親離れ.jpg

まさか初めての応募で賞を取れるとは思ってもいませんでした。この写真は、祖父母の家の家庭菜園の柵にくっついてとまっているツバメのヒナがとても可愛らしかったので撮りました。これからもこのようなコンテストに応募していこうと思いました。


(写真をクリックすると大きいサイズで見ることができます。)

公益財団法人 藤原ナチュラルヒストリー振興財団

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当財団は、ナチュラルヒストリーの研究の振興に寄与することを目的に、1980年に設立され、2012年に公益財団法人に移行しました。財団の基金は故藤原基男氏が遺贈された浄財に基づいています。氏は生前、活発に企業活動を営みながら、自然界における生物の営みにも多大の関心をもち続け、ナチュラルヒストリーに関する学術研究の振興を通じて社会に貢献することを期待されました。設立以後の本財団は、一貫して、高等学校における実験を通じての学習を支援し、また、ナチュラルヒストリーの学術研究に助成を続けてきました。2020年3月までに、学術研究助成796件、高等学校への助成102件を実施しました。