第28回(2019年度)学術研究助成 研究成果報告書 2021.07.21
第28回(2019年度)学術研究助成を受けられた助成者の方々の研究成果報告書を公開いたします。
各タイトルをクリックすると、PDFで表示されます。
<地学>
申請者 | 所属機関 | 研究課題名 |
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今井 拓哉 | 福井県立大学恐竜学研究所 | 化石カメ類卵における乾燥化への適応:手取層群桑島層・北谷層(前期白亜紀後期)におけるケーススタディ |
大村 文乃 | 日本大学芸術学部 | 非公開 化石種ベレムナイトの運動様式を推定する形態学的基盤の構築~頭足類の運動器の機能形態学的アプローチ~ |
北野 一平 | 九州大学大学院比較社会文化研究院 | 東南極リュツォ・ホルム岩体における高温変成岩のジルコン年代と全岩化学組成から読み解く大陸衝突過程 |
關 明日香 | 金沢大学大学院自然科学研究科 | 中生代北西太平洋域における沈木生態系の初期進化の解明 |
関 有沙 | 信州大学理学部 | 堆積物の元素組成から読み解く、日本海の炭酸塩溶解と第四紀気候変動との関係 |
田中 源吾 | 熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター | 古生代後期の日本列島の位置を探る-介形虫化石群を例に- |
成田 敦史 | 市立札幌藻岩高等学校 | 北海道東部糠平・本別地域の中新世-更新世植物化石群の年代と古植生・古気候 |
羽田 裕貴 | 産業技術総合研究所 | 約300万年前の温暖期における北西太平洋の古海洋・古気候変動 |
藤岡 大 | 東北大学大学院理学研究科 | 腕足動物殻に記録された古環境記録は埋没続成作用によってどう改変されるか? |
村宮 悠介 | (公財)深田地質研究所 | 非公開 炭酸塩コンクリ ーションの形態解析による古生物の軟体部復元 |
安井 謙介 | 豊橋市自然史博物館 | 日本移入期におけるナウマンゾウの実態の解明 |
<植物学>
申請者 | 所属機関 | 研究課題名 |
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板垣 ひより | 東京大学大学院理学系研究科 | ヘソタケ科Pyrenopeziza属の標本とDNA配列を用いた種多様性の探索と、バーコード的手法の有用性の検討 |
嶋村 正樹 | 広島大学大学院統合生命科学研究科 | 人工交配実験を通じたコケ植物の有性生殖における自他認識の研究 |
高原 光 | 京都府立大学生命環境科学研究科 | 非公開 最終氷期最盛期における東北地方南部立谷川河床埋没林(山形県天童市)の植生復元 |
髙山 浩司 | 京都大学大学院理学研究科 | 海流散布植物ハマボウの潜在的近交弱勢と他殖促進機構の解明 |
都築 洋一 | 北海道大学大学院環境科学院 | なぜ同一集団の個体間で開花時期が異なるのか:フェノロジーと繁殖戦略の統合による植物の時間利用戦略の解明 |
東馬 加奈 | 九州大学総合研究博物館 | |
長沢 耕樹 | 京都大学大学院人間・環境学研究科 | 多雪環境における環境指標種トガクシソウの隔離分布成立過程の解明と保全遺伝学的研究 |
中濵 直之 | 兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 | 遺伝情報を長期保存できる植物乾燥標本作製手法の開発 |
孫田 佳奈 | 京都大学大学院人間・環境学研究科 | ユキノシタ科ダイモンジソウにおける異なる光環境への適応による生態的種分化機構の解明 |
三宅 崇 | 岐阜大学教育学部 | リュウキュウサネカズラとサネカズラの分布境界付近における送粉共生系の解明 |
八木 龍太 | 神戸大学大学院理学研究科 | Rhizoctoniaと共生するラン科植物の栄養摂取様式の解明 |
李 俊男 | 京都大学理学研究科 | クロユリの花が分泌する多量の浸出液:擬態花における報酬の機能と進化 |
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当財団は、ナチュラルヒストリーの研究の振興に寄与することを目的に、1980年に設立され、2012年に公益財団法人に移行しました。財団の基金は故藤原基男氏が遺贈された浄財に基づいています。氏は生前、活発に企業活動を営みながら、自然界における生物の営みにも多大の関心をもち続け、ナチュラルヒストリーに関する学術研究の振興を通じて社会に貢献することを期待されました。設立以後の本財団は、一貫して、高等学校における実験を通じての学習を支援し、また、ナチュラルヒストリーの学術研究に助成を続けてきました。2024年3月までに、学術研究助成883件、高等学校への助成127件を実施しました。