高校生ポスター研究発表: 記事一覧
高校生ポスター研究発表
高校生をはじめとする若い人々のナチュラルヒストリーへの理解を深めるために、高校生のポスターによる研究発表を開催し、財団による審査の上、優秀なポスターを表彰いたします。
第9回高校生ポスター研究発表報告 2018.12.14
第9回高校生ポスター研究発表会では16件(10高校)の発表が行われた。
10人の審査委員が「自然史(ナチュラルヒストリー)」と「分かりやすさ」の2点に留意しながら、5段階評価を行った。
その結果、早稲田大学高等学院(3年生)の並木健悟さんによる「クロクサアリがヒトスジシマカ (メス)に与える致死的影響~クロクサアリは殺虫効果のある気体を分泌するのか?~」が最優秀賞に選ばれた。
また、筑波大学附属駒場高等学校(2年生)の周 亮安さん、今田敬都さんによる「ボウフラの生態から考察される生き残り戦略について」、並びに東京都立科学技術高等学校(1年生)の坂本龍生さん、永井龍仁さん、小島陽介さん、奥野浩弥さんによる「砂の中のミクロな世界!?~間隙性貝形虫の未記載種と思われる種の発見~」の2件が優秀賞に選ばれた。
今年も良い研究が多く、賞に選ばれなかった発表も僅差であり、さらなる発展を期待している。
第9回高校生ポスター研究発表募集【10月1日で締め切りました】 2018.08.01
【募集は締め切りました。沢山の学校からお申し込みをいただきましたため、10月1日現在で枠が一杯となってしまいました。大変申し訳ございません。来年のご参加をお待ちしております。
お申し込みをお考えいただいていた先生方には、大変申し訳ございませんでした。来年も開催予定ですので、募集開始の折に連絡をご希望の方は、お知らせください。募集開始時にメールを差し上げます。】
当財団では、高校生をはじめとする若い人々のナチュラルヒストリーへの理解を深めるために、高校生のポスターによる研究発表を開催し、財団による審査の上、優秀なポスターを表彰いたします。
つきましては、以下の募集案内をご参照の上、ご応募ください。
第8回高校生ポスター研究発表報告 2017.12.14
第8回高校生ポスター研究発表会では16件(11高校)の発表が行われた。
7人の審査委員が「自然史(ナチュラルヒストリー)」と「分かりやすさ」の2点に留意しながら、5段階評価を行った。
その結果、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校(2年生)の石牟禮碧衣さんによる「地球影~誰彼刻を追ふ~」が最優秀賞に選ばれた。
また、埼玉県立松山高等学校(2年生)の草野 侑巳さん、星野 直樹さん、(1年生)熊木 日向さんによる「日本産ドブガイ族の種分化とその種の同定法」と東京都立江北高等学校(2年生)の栗城 穂乃香さん他2年生6名、1年生3名による「荒川下流の扇大橋下干潟にはゴカイがどうしてたくさんいるのか?」の2件が優秀賞に選ばれた。
今年も良い研究が多く、賞に選ばれなかった発表も僅差であり、さらなる発展を期待している。
第8回高校生ポスター研究発表募集【10月4日で締め切りました】 2017.08.10
【募集は締め切りました。沢山の学校からお申し込みをいただきましたため、10月4日現在で枠が一杯となってしまいました。大変申し訳ございません。来年のご参加をお待ちしております。
お申し込みをお考えいただいていた先生方には、大変申し訳ございませんでした。来年も開催予定ですので、募集開始掲載の折に連絡をご希望の方は、お知らせください。掲載時にメールを差し上げます。】
当財団では、高校生をはじめとする若い人々のナチュラルヒストリーへの理解を深めるために、高校生のポスターによる研究発表を開催し、財団による審査の上、優秀なポスターを表彰いたします。
つきましては、以下の募集案内をご参照の上、ふるってご応募ください。
第7回高校生ポスター研究発表報告 2016.12.22
第7回高校生ポスター発表会では17件(11高校)の発表が行われた。6人の審査委員が「自然史(ナチュラルヒストリー)」と「分かりやすさ」の2点に留意しながら、5段階評価を行った。その結果、千葉県立市原八幡高等学校(2年生)の伊藤広大さん・佐々木亮太さんによる「アカハライモリの食性」が最優秀賞に選ばれた。また、浦和実業学園高等学校(2年生)の斎藤央樹さんによる「低温下での緑色光が及ぼすヒラメの成長速度の変化」と同じく浦和実業学園高等学校(2年生)の米山慶亮さんによる「実験室内で自然環境を再現する試み」の2件が優秀賞に選ばれた。今年はよい作品が多くて、甲乙つけがたく、最優秀賞と優秀賞の得点差が小さかったし、優秀賞も同得点が3作品あり、2次審査を行わなければならなかった。
第7回高校生ポスター研究発表の募集を締め切りました 2016.09.30
募集を締め切りました。沢山の学校からお申し込みをいただきましたため、9月30日現在で枠が一杯となってしまいました。大変申し訳ございません。来年のご参加をお待ちしております。
お申し込みをお考えいただいていた先生方には、大変申し訳ございませんでした。来年も開催予定ですので、募集開始掲載の折に連絡をご希望の方は、お知らせください。掲載時にメールを差し上げます。
第7回高校生ポスター研究発表募集【9月30日で締め切りました】 2016.08.10
【募集は締め切りました。沢山の学校からお申し込みをいただきましたため、9月30日現在で枠が一杯となってしまいました。大変申し訳ございません。来年のご参加をお待ちしております。
お申し込みをお考えいただいていた先生方には、大変申し訳ございませんでした。来年も開催予定ですので、募集開始掲載の折に連絡をご希望の方は、お知らせください。掲載時にメールを差し上げます。】
藤原ナチュラルヒストリー振興財団では、高校生をはじめとする若い人々のナチュラルヒストリーへの理解を深めるために、高校生のポスターによる研究発表を開催し、財団による審査の上、優秀なポスターを表彰いたします。
つきましては、以下の募集案内をご参照の上、ふるってご応募ください。
第6回高校生ポスター研究発表報告 2015.12.07
第6回高校生ポスター発表会では17件(9高校)の発表が行われた。7人の審査委員が「自然史」と「分かりやすさ」の2点に留意しながら、5段階評価を行った。その結果、市川学園市川高等学校(2年生)の田谷昌仁さんによる「鳥の小翼羽の形状とその生態との関係」が最優秀賞に選ばれた。また、浦和実業学園高等学校(1年生)の生徒さん1名による「絶滅危惧植物インドオオイシソウの生育調査と培養の試み」と千葉県立船橋東高等学校(2年生)の奈良橋桃子さん・梅田琴さん・来栖康太さん・小櫃隼さんによる「千葉県市川市でのツバメの人工巣による誘導と保全対策」の2件が優秀賞に選ばれた。
第6回高校生ポスター研究発表募集【本年の募集は締め切りました】 2015.08.05
藤原ナチュラルヒストリー振興財団では、高校生をはじめとする若い人々のナチュラルヒストリーへの理解を深めるために、高校生のポスターによる研究発表を開催し、財団による審査の上、優秀なポスターを表彰いたします。
つきましては、以下の募集案内をご参照の上、ふるってご応募ください。
第5回高校生ポスター研究発表報告 2015.01.12
本研究発表会も第5回を数え、年々充実の度を増していることは、大変喜ばしいことです。全般的な講評に加え、受賞研究発表がなぜ評価されているのかについても記述させていただきます。一審査員による講評ではありますが、専門の異なる7名の審査員全体の評価と大きく食い違うことはないと考えます。
首都圏1都4県の9高校から全17件の発表がありました。最優秀賞には審査員中5名が最高点を、優秀賞の2件にはそれぞれ3名が最高点をつけました。また、半分以上の9件には、いずれかの審査員が最高点をつけています。各発表間はまったく僅差でしたから、星元紀審査委員長の講評にあったように、甲乙つけがたい研究に審査員が今年も苦労したのは事実です。したがって順位にはあまり意味がないのですが、激励と皆さんの参考とするために次点を紹介しますと、「緑藻とシアノバクテリアの相互関係」と「マングローブの土を見る」が同点でした。また、すべての発表が、たとえば5段階評価でいえば3以上と評価されています。
最優秀の「わ和輪」は、タイトルの面白さもさることながら、古くから知られていた、麹菌が培養時に同心円状のコロニーを作るというごく身近だけれどもあまり疑問が持たれなかった現象を実験的に解明し、実際に現象を再現することにも成功したという点で、着眼・仮説・実証というプロセスの際だった見本でした。さらに、結果を生物が環境条件の変化を感知する能力の進化的意味合いにまで展開して考察した点も傑出していました。
優秀賞2件は、実験室での研究と野外調査に基づく研究という異なる手法であり、目的も一方は動物の行動解明、もう一方は種の個体群変動を探るという対照的なものでしたが、それぞれ地道な実験や観察がしっかりした結果を導くということを示してくれました。プラナリアの条件反射実験では、刺激を組み合わせて反射獲得時間の短縮に挑戦するというように、ひとひねりした発想も面白いものでした。
自然界は無機的な環境と生物のような有機的存在とからなりたつ複雑系です。自然史すなわちナチュラルヒストリーは、そのような複雑系に潜む様々な謎を解明し記述してゆくことで、人間社会に科学的蓄積と知的豊かさとを伝えてゆくものです。自然史という視点は、生きものだけでなく地質や古生物、地形などさらに広い対象にも広がっていることも忘れずに挑戦を続けてください。
東京都目黒区上目黒1丁目26番1号
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- 03-3713-5635
当財団は、ナチュラルヒストリーの研究の振興に寄与することを目的に、1980年に設立され、2012年に公益財団法人に移行しました。財団の基金は故藤原基男氏が遺贈された浄財に基づいています。氏は生前、活発に企業活動を営みながら、自然界における生物の営みにも多大の関心をもち続け、ナチュラルヒストリーに関する学術研究の振興を通じて社会に貢献することを期待されました。設立以後の本財団は、一貫して、高等学校における実験を通じての学習を支援し、また、ナチュラルヒストリーの学術研究に助成を続けてきました。2024年3月までに、学術研究助成883件、高等学校への助成127件を実施しました。